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<2012年1月25日発信>携帯電話とゲームに関する技術開発
携帯電話とゲームに関する技術開発
ここ数年、携帯電話(スマートフォンを含む)で各種ゲームを提供する企業が急激に増加している。その増加に伴い、各社の競争が激化し、模倣した・されたで訴訟に発展するケースも散見されるようになった。GREEが自社ゲームを模倣したとしてDeNAを訴えたことは記憶に新しい。最近ではK-Labがクルーズを訴えているが、この事案は、舞台設定は違うが、ゲームのシステムにかかわる個所(画面構成、操作性、ヘルプに記載されている内容など)がほとんど忠実にコピーしたものであるとして訴えを起こしている。ゲームに限らないが、操作性等に関しては、ユーザの利便性を考えると一定の操作方法に落ち着くことは容易に想定される。したがって、画面構成・操作性が当たり前だと思って作成したゲーム・製品に対して、知財権を保有している企業があるとすると、突然訴えられるといったリスクは十分に考えられる。
そこで、今回は携帯電話とゲームに関するキーワードを含む特許出願からどのような企業が当該技術開発を行っているか調べてみた。
具体的には日本国公開特許公報から、全文に「携帯電話」を含み、要約、請求項に「ゲーム」または「遊技」を含む特許を抽出し、分析を行った。
出願件数件数上位企業をみると、コナミ、バンダイナムコ、アルゼ、セガサミー、任天堂、スクウェア・エニックス等のゲーム会社の名前が上がる。
含まれる技術には主に端末やゲームシステムに関する技術開発、サーバサイドの処理に関する技術開発が見られる。
時系列変化を確認すると当初はサーバサイドにおける技術開発が多くみられ、その後端末側やゲームシステムの工夫に関する技術開発が増加する。近年はゲームシステムに関する工夫が多くみられる。工夫の多くはアルゴリズムなどの改良であることが多い。しかしながら、一部はインターフェースの工夫によりゲーム性を向上させるといったものもみられ、たとえば、バンダイナムコゲームスは、レースゲームにおいて操作に不慣れな人がいても対戦レースが十分に楽しめるようにするといった工夫を行っている。また、アルゼはゲーム上の仮想店舗における仮想アイテムの取引に関し、プレイヤの技術介入を可能とするといった特許を出願している。
冒頭で述べたとおり、画面構成や操作性に関しては意図せずに同じようなものを作成してしまう可能性は十分に考えられる。また、それらはユーザの目に触れることから、類似性を指摘される可能性は極めて高い。
これまでに確認した範囲では、比較的大きなゲーム制作会社の特許が多数を占めていることから、今後、新興企業が業容を拡大するに伴い、軋轢が生まれる可能性は十分に存在するといえる。今後の展開には注意が必要であろう。


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