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<2011年1月12日発信>身近なアルミ箔の実力-東洋アルミ
身近なアルミ箔の実力-東洋アルミ
身近な金属素材であるアルミ箔。その用途は多岐に渡っている。包装資材や日用品、エレクトロニクス分野において国内需要の実績が業界トップである東洋アルミによると、アルミ箔は、装飾性・防湿性・遮光性に優れ、食品用や薬品用等に幅広く用いられ、高純度のアルミ箔はAV機器及びOA機器等のコンデンサとして重要な役割を果たしているとのことである。
「アルミ箔」または「アルミニウム箔」を明細書の要約に含む特許文献を用いて俯瞰図を作成すると、遮熱シート、容器の蓋材、リチウムイオン二次電池、固体電解コンデンサの4つの大きな集合領域が得られる。
領域別の件数推移をみると、容器の蓋材は2004年(公開年)に件数ピークを迎えて以降、減少傾向にあり、電解コンデンサは2000年と2007年に小さい件数ピークがあり、その後は急速に件数が減少している。一方で、リチウムイオン二次電池は、およそ緩やかに横ばいで推移しており、アルミニウム箔に関する当該特許母集団の中における、リチウムイオン二次電池の件数比率は増加している。
領域別に出願主要企業をみると、遮熱シートは、永大産業、松下電器産業、日東紡績、三菱化学産資、松下電工、容器の蓋材は、凸版印刷、大日本印刷、三井化学、日本テトラパック、東洋アルミニウム、リチウムイオン二次電池は、新神戸電機、松下電器産業、三洋電機、ソニー、固体電解コンデンサは、松下電器産業、ニチコン、三菱アルミニウム、日本ケミコン、日本製箔、神戸製鋼所となっており、一概にアルミ箔といえども、主要プレイヤーは領域別によって大きく異なっている。
件数が最も多い容器の蓋剤について、出願上位企業の競合状況をみると、凸版印刷、大日本印刷、三井化学、日本テトラパックの重心が非常の近い位置にあり、激しい開発競争が繰り広げられている様子がうかがえる。一方で、東洋アルミニウムは、主に容器の蓋材と電解コンデンサの領域に出願があり、その中間にあるリチウムイオン二次電池の領域に重心が来る。このため、昭和電工、新神戸電機、トヨタ自動車といった企業との研究開発重心距離が近く、その上、次第に近づく傾向がある。競合企業も含まれるが、シナジー効果が想定され、同社の今後の事業展開が注目である。


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